燃料発電の効率とか計算してみた。

基本レシピ

原油600を精製機10台で燃料に変え、発電機へ。発電機20台分が賄えるため、発電量は5,000MWになる。発電機を250%OCすれば8台にまで減らせる。

発電量は他のレシピに比べると劣ってしまうが、原油以外の材料がないため非常にシンプルなラインで済む。また、燃料の精製も精製機だけなので消費電力はかなり少ない。

原油・燃料ともに液体なので揚程の制約はうけるが、原油産出の時点で上げてしまえばパイプラインポンプの数は最小限で済むので、他のレシピに比べると土地の制約は緩い。

副産物の合成樹脂は加工してもよいが、詰まりが発生しないように余剰分がシンクに流れるようにする必要がある。

希釈燃料

廃重油を経由して希釈燃料レシピで燃料を作る。混合機を要求されるためTier7にならないと手出しできない。

希釈燃料は基本レシピの4倍の産出量になるので、80台・20,000MWの発電量になる。2-3セットつくればゲームクリアに必要な電力量(30-40GW)が賄えてしまうだろう。

混合機の土地消費量と設置コストが高いのがネック。また、水の入力が必要になったため、揚水ポンプも結構な数が必要になる。揚程の関係もあって立地は相当選ぶことになるだろう。幸い、原油は海辺に多いので海上に土台を設置してやればいい。

ロケット燃料

燃料からロケット燃料まで加工してやるパターン。発電機575台分なので143,750MWとかいう尋常じゃない発電量をたたき出す。

燃料精製の経路までは希釈燃料と同じ。ロケット燃料は通常ターボ燃料を経由するが、ニトロロケット燃料レシピによってダイレクトにロケット燃料を作っている。

ロケット燃料は気体なので、揚程の制限は受けない。このため、燃料精製までを海上など平坦な下層で行い、発電設備は高層に逃がすことで土地の確保ができるはず。

実現できればゲームエンドどころか有り余る発電量だが、欠点はたくさんある。

  • 硫黄の消費が多い
    • 1,600個/minは採鉱機Mk3を250%OCした場合なら高純度と中純度のノードがそれぞれ1つずつ必要
    • なお、コンベアMk6でも1,200個/分しか輸送できないので、分割して輸送する必要がある
  • 窒素ガスの消費が多い
    • 1,200m^3/minは高純度のノード10個分
    • マップ中央に高純度が10個固まってるウェルがあるのでそれを利用したいが、産油地までは遠い
      • 5個ずつ固めてパイプラインMk2のラインを2つ作って輸送するしかない
  • 発電機の台数が異常
    • 575台ってお前、、、
    • 250%OCすれば230台まで減るが、パワーシャードが690個も必要になってしまう

正味発電量の比較

燃料精製にかかるコストを引いた正味発電量を比較してみる。

前提は以下の通り

  • 原油は高純度ノードを250%OCして採油する
  • 水は揚水ポンプを定格以下で稼働させる
  • 石炭は高純度ノードを採鉱機Mk3を166.66%OCして採掘する
  • 硫黄は採鉱機Mk3を250%OCして高純度と中純度を1つずつ採掘する
  • 窒素は資源井加圧機が定格で1機稼働した消費電力のみとする
  • 輸送に電力は消費しないものとする
  • 副産物はシンクに直通したものとする
基本レシピ 希釈燃料 ロケット燃料 備考
発電量 5,000.00 20,000.00 143,750.00
原油採掘 134.31 134.31 134.31 高純度250%OC
精製機 300.00 600.00 600.00 燃料精製 or 廃重油精製
混合機 0.00 1,200.00 2,400.00 燃料精製、ロケット燃料精製
揚水ポンプ 0.00 265.00 265.00
石炭採掘 0.00 0.00 89.00 高純度166.66%OC
硫黄採掘 0.00 0.00 302.20 高純度250%OC+中純度250%OC
窒素採掘 0.00 0.00 150.00 資源井加圧機1台分
シンク 30.00 30.00 30.00
正味発電量 4,535.69 17,770.69 139,779.49
発電比率 90.71% 88.85% 97.24%

ロケット燃料のパフォーマンスが異常すぎる。発電量に対して採掘・精製にかかるコストが小さいのが要因か。ただ、資源輸送経路を作るのは骨だろう。

希釈燃料はやや効率が悪くなるが、ボリュームは出る。基本レシピは高効率だが総量が控えめ。

Tier5になったら基本レシピでいくつか建てて、Tier7になったら希釈燃料を2ノード分建てれば電力は間に合うだろう。