オフラインセッションの環境を書いてみる。

前提

  • 卓は固定
    • 昔からの友人とやっている
  • 会場は筆者の自宅
    • 場所代を払うのと移動がたるい

部屋

7畳の和室でエアコン付き。8人くらいまではなんとか収容できるが、快適にプレイできるのは6人までかな。

和室なので座卓を使う。ニトリで1万円くらいのやつ。長辺に2名ずつ、短辺は1名ずつ着座できる。DMは機密事項が多いため、短辺に必ず着座する。座布団は人数分の用意がある。

ゴミ箱は角に計2つ配置。ティッシュ、ウェットティッシュを配備。

クリップボードは人数分完備。100均で適当に買っただけ。

ルールブック

PLはとりあえずPHBだけ持ってくればOK。あとはDMか筆者から必要に応じて貸し出している。

  • PHB
    • 一番重要なルールブック
    • 全員必携
  • DMG
    • PL視点だとマジックアイテムの確認用になることが多い
    • マジックアイテムのカードで代用する者もいる
    • 無くても別によい
  • MM
    • PLは閲覧しないため、持ってない者がほとんど
    • なお、セッション中は敵データの参照は禁止しているので、基本的にDM以外には用がない
  • ザナサー
    • 追加呪文、追加サブクラスのためPL側に恩恵が大きい
    • 追加呪文は呪文カードの準備がある
  • ヴォーロ
    • PL的には追加種族の参照用
    • 所有者はほとんどいないので、追加種族でキャラメイクする際に貸し出しが多い
  • モルデンカイネン
    • MM同様PLは閲覧しないため、持ってない者がほとんど
  • エベロン
    • アーティフィサー、追加種族の参照用

ダイス

基本的に全員自己所有のダイスを持ってくる。ただ、貸し出し用にd4、d6、d8、d10、d12、d20のセットを30種類くらい用意してある。

ダイスの必要数はだいたいこんな感じ

  • d4
    • ヒーリングポーションやマジックミサイルなど
    • 最低でも2個あればいい
    • 多くても4個あれば十分
  • d6
    • 利用使途が非常に多い
    • 国産のTRPG経験者であればd6の利用機会が多いので、所持率が高い
    • 8個程度あると便利
    • 最大はミーティア・スウォームの20d6+20d6だが、火と殴打のダメージは別々に出すので40個必要なわけではない
  • d8
    • ロングソード、ロングボウなど
    • 4~8個で十分
  • d10
    • ハルバードなど、長物が多い
    • 2~6個程度
  • d10(2桁)
    • d100用に使う
    • 1個あれば十分
  • d12
    • ランス、グレートアクスなど
    • 2~4個あればいいだろう
    • 一切使わないことが多いので、無くてもどうにかなる
  • d20
    • 判定で用いるので必須
    • 有利不利の関係があるので必ず2個は用意しよう
    • 強運や予見などを使う場合は3~4個程度あるといい

ダイスの調達はいろいろな方法があるが、今ならセリアでTRPG用ダイスセットを買うのがもっとも安上がりだろう。100円で7種すべて揃う。何色か買う必要があるが、それでも1000円超えないだろう。

ダイストレイ

フェルトの四隅をボタンで留めるタイプのものを利用している。座卓の隅に2つ程度あると便利。

これもセリアで売ってるから新規で買うならそれで。

呪文カードとカードスタンド

呪文の内容把握が簡単にできる便利なグッズ。

筆者は販売されているものは一通りそろえてある。スリーブの必要は無いという説明があるが、実際はラミネート加工といえどもカード端はそれほど強くないのでスリーブに入れている。また、スリーブに入れておいた方がカード同士がくっつかないのでなんだかんだで便利。

スリーブはKMCカードバリアのハイパーマット・クリアを利用している。

各カードセットごとの評価はこんな感じ

  • 秘術
    • 利用頻度が最も高い
    • 2セットあってもいいくらい
  • クレリック
    • こちらも利用頻度が非情に高い
    • 複数人のクレリックがいることはまれなので、1セットあれば十分なはず
  • ドルイド
    • ドルイドの愛好家がいないので、利用頻度はかなり低い
    • 専らグッドベリーの参照用くらい
  • バード
    • こちらもバードの愛好家がいないので利用頻度が低い
  • パラディン
    • だいたいスマイトにスロットを割かれるので利用頻度が低い
    • 多くの場合、クレリックと被るのであんまり要らないかも
  • 武勇と種族の技
    • 導入するメリットはほとんどないと思う
    • 戦技は使っていくうちに覚えちゃうし
  • レンジャー
    • それなりに出番がある
    • ただ、鉄板どころの呪文が決まってるので必要性はあまりないかも
  • ザナサー
    • 利用頻度が高い
    • 似たような呪文の取り合いになるので、複数セットあると便利かも

まぁ、秘術・クレリック・ザナサーの3点あれば通常のセッションでは十分だと思う。あとは卓の傾向にもよるので、毎回ドルイドやバードをやる人がいるとかであれば対応するものを追加するといいと思う。

卓上ではダイソーの3段名刺ケースにカードを入れて使っている。横向きに倒すことにはなるが、サイズがぴったりで便利。ちなみに縦にしても問題なくカードは立つ。

段の使い分けはPLやクラスによってさまざまだが、ウィザードで一例に挙げると

  • 準備していない呪文(儀式を手前にしておく)
  • 準備している呪文
  • キャントリップ

といった感じで整理して使っている。

マップ構築

Master’s Atlasというマップツールを使っている。米アマで23ドルくらい。送料込みで50ドル行かないくらい。日アマだと7,000円~9,000円くらいしてぼられるので、海外個人輸入に抵抗のない人は米アマで買った方がいいだろう

1インチで罫線が付いたボードで、ホワイトボード用のマーカーで記入・消去ができるようになっている。ただ、ボード自体は頑丈ではないので、あまりに筆圧をかけると痕が残ってしまうので気を付けたほうがいい。

ボードのサイズが様々あるので、組み合わせたり、線を引いてゾーンを制限してマップを大雑把に構築して運用する。また、扉や宝箱などのトークンが小物として用意されている。

プロダクトとしては色が二種類用意されているが、ブランク/パーチメントの方を利用している。草/岩の方はたぶん見づらいと思う。

海外だとミニチュアでマップをガチ構築するケースが多いみたいだけど、手間だしなによりスペースがないのでとてもできそうにはない。Master’s Atlasでササっとやるのが自分たちにはあってると思う。

キャラ用のポーン・トークン

自キャラ用のポーンは各自適当なミニフィギュアを持参している。1インチを多少はみ出したくらいは問題ない。

敵用のトークンは、これまでは100均のマグネットにシールで番号やアルファベットを記載していたが、移動時にくっついてしまったりして運用が微妙に面倒なためEtsyで特注した。

D&D Enemy / Creature and NPC Tokens - Dungeons and Dragons - Custom

発注時のサイズ・色・価格は以下の通り

1 inch - Maple - Orange - 1 to 18 = $16.75
2 inch - Maple - Green - 1 to 18 = $27.00
3 inch - Maple - Blue - 1 to 18 = $54.00

3インチはそこそこ高いが、代替物ほとんどないので仕方ないかなって感じ。ちなみに1インチがデフォルトのカスタマイズなしで、そちらには専用のプラスチックケースが付く。2インチ以上は巾着袋が収納用に付属していた。また、1インチのものはNPCが2枚、黒のXトークンが2枚追加されていた。

ホワイトボード

罫線付きのものを使っている。DMが戦闘時にイニシアティブやHP管理などで使う。罫線の間隔がちょうどいい感じで使いやすい。

ASMIX VWB067

マーカーは黒・赤・青の3色を用意。黒の減りがすさまじいので常に替え芯は用意してある。

スペルトラッカー

呪文の利用状況をトラッキングするためのツール。また、バリエーションとして矢弾用のアロートラッカーもある。どちらもEtsyで発注した。

DnD Spell Slot Tracker and Arrow Tracker - Large, Small, and Mini Sized - Dungeons & Dragons - Wizard, Sorcerer, Bard, Cleric, Druid

各レベルのスロットにマグネットで現在の残り値をおいてトラックして使う。サイズがいろいろあるが、大きい方が取り回しはいい。小さくするとマグネットがはがれにくくなってしまい、若干扱いにくくなる。

アロートラッカーはこんな感じ(画像の右)

矢弾だけでなく、モンクの気やソーサラーの魔力点の管理にも使えるので便利。

トラッカーの類は様々な製品があるが、おそらくこれが一番使いやすいと思う。

あとがき

こうやって書き出してみると結構いろんな投資をしたなぁとw

実際はこんなにお金をかけなくてもプレイできるので、これから始めようと思ってる人は真似する必要は全くないのでごあんしんください