ダメージブースト呪文の代表格であるへクスとハンターズ・マークを比べてみる

比較表

項目 へクス ハンターズ・マーク
クラス ウォーロック レンジャー、パラディン(復讐の誓い)
呪文レベル 1 1
射程 90ft 90ft
追加ダメージ 1d6死霊 1d6(武器の属性依存)
詠唱時間 1ボーナスアクション 1ボーナスアクション
構成要素 V・S・M V
系統 心術 占術
精神集中
効果時間 1時間 1時間
ダメージトリガー 攻撃のヒット 武器攻撃のヒット
追加効果 指定した能力判定に不利 対象発見にかかる知覚、生存判定に有利
撃破後の再タゲ 可能 可能
強制解除方法 リムーヴ・カース なし
高レベル版 LV3-4で8時間、LV5以上で24時間持続 LV3-4で8時間、LV5以上で24時間持続
魔法のたしなみ 対応 非対応

追加ダメージの属性

へクスは死霊と書いてあるが、ハンターズ・マークは特に記載がない。おそらくヒットした武器と同じ属性になるだろう。

構成要素

へクスはV・S・Mすべて必要とするため、片手を空けて焦点具または構成要素ポーチなどを保持している必要がある。遠距離系のウォーロックであれば特に問題は無いが、魔法剣士系のビルドや、他クラスで魔法のたしなみ経由で習得した場合はネックになる可能性がある。戦場の術者の習得も検討しなければいけないかも。

他方ハンターズ・マークは音声のみなので音声が発せられる状況であれば気軽に使える。戦場の術者を取る必要はなくなるのがでかい。

ダメージトリガー

へクスは攻撃のヒットとなっているため、呪文でも武器でもOKである。

ハンターズ・マークは武器攻撃とはっきり書いてあるので、呪文攻撃では追加ダメージが入らない。

強制解除

リムーヴ・カースで解除されるかどうかの話。へクスは呪いなので当然解除される。

ハンターズ・マークは呪いではないのでもちろん影響がない。

魔法のたしなみ

ウォーロックは選べるが、レンジャーは選べない。ましてやパラディンも選べないし、パラディンの場合はサブタイプ限定なのでそもそも取れない。

他クラスでダメージブースト源を得たい場合は正規手段ならへクス一択になってしまう。

雑感

ちょうどクロスボウファイターを作っていて、将来的にダメージ源として習得する場合にどうだろうと思って調べてみた。似たような呪文だと思っていたけど、書き出してみると結構違う。

特に構成要素の差異は大きい。戦場の術者はあまりとりたくないが、弓職なら攻撃時以外は片手空いてるはずなので、持ってなくても特に問題なくやれるとは思う。そのあたり、Vのみで起動できるハンターズ・マークは魅力的。

悲しいことに魔法のたしなみでレンジャーを選択できないので、他職から見るとへクス取るかどうかの判断になってしまう。ただ、ハウスルール等で選択できる機会があるかもしれないし、マルチクラスを検討するうえでも差異を把握しておくと役に立つかもしれない。